Tooth and Claw Short Stories / Rosemary Border
SSS level : 3.2 / word count : 8,200 words / isbn:0194230201
GR : Oxford Bookworms Library > Stage 3 (1000 Headwords)
オススメ度 : ★★☆☆☆
- Sredni Vashtar
- The Story-Teller
- Gabriel-Ernest
- Tobermory
- The She-Wolf の短編5編。
叔母と一緒に暮らすConradinの唯一心安らぐ場所は、叔母に隠れて飼っている凶暴な動物がいる小屋だけでした。Conradinはその動物を神と崇め祈りを捧げる─"Sredni Vashtar"。
何気なく飼っていた猫─"Tobermory"。この猫が人の言葉を理解し話すことを知った人々。みんなの秘密を知るこの猫を、人々は恐れるようになります。
この本の中で一番面白いと思えたのは"The Story-Teller"。叔母と一緒に電車に乗り、騒ぐ子供達。静かにさせようと叔母は物語を話しますがいつもの物語。子供達は聞き飽きた物語にすぐ飽きてしまいます。同乗していた男性が叔母に代わり話す物語に子供達は夢中になります。
なんだか同じOxford Bookworms Library Stage3でも、この本が一番読みにくかった。どれも前に読んだO Henryの"New Yorkers"(id:tsumami:20050722)と同じように後味悪い話ばかりで、誰かが死ぬようなものばかり。ただ"The Story-Teller"の中で「The medals cliked against each other.」という文章が出てきて、今まで自分の中で理解していた「clik」の意味とまた違うイメージがつかめたのが収穫でした。
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