英語舌のつくり方 ――じつはネイティブはこう発音していた! (CD book)





英語多読を始めて、英文を読むのは苦ではなくなってきた。英語が頭に入るように(日本語訳してしまわないように)音読しながら読むので、なんとなく英語の聞き取りも若干できるようになった。
で。問題は、読む・聞くのインプットは出来るようになってきたけど、話す・書くといったアウトプットが全くできないこと。英語で何かしゃべりたくても、いちいち日本語から英語に置き換えてしまう。あれ?文法はこうだったっけ?とか時間がかかるんじゃなくて、完璧にフリーズしてしまう。驚くほど一言も出てこないのだ。
4月からNHKのラジオ英会話講座をはじめてみた。でも、例文通りの文章を丸暗記してそのまま繰り返すことは出来ても、「それが自分の考えを話す」に繋がらない。いや、それ以前の問題かもしれない。
英語多読で音読を続けていたら、意識しなくてもだんだん英語らしい発音の仕方が身についてきた。けれどそれは、誰かに伝えるための発音ではなくて、音を理解するための自分のための発音。これが伝わるかといえば無理。きっとlightもrightも一緒になってしまってるだろう。英語講座の文章を真似して暗記する以前に、基本の発音を矯正しておくべきだと思った。
で。この本。amazonの評価も高かったので図書館で借りてみた。やってみると、いかに自分の発音がいい加減だったかわかる。なにしろ思うように舌が動かない。CDがついているものの、そのCDに合わせて発音できるほど思うように舌が回らないのだ。これは何度も練習して鍛えるしかない。練習あるのみだ。
しかしこの本。読み進めるのに時間が掛かる。なにしろ、ひとつの練習単語にいちいち躓いてしまうからだ。例えば、lipという単語、pの練習なのに、あれ?lはどう発音するんだ?ってな具合。でもlの練習はその5つあとに載っていて、それまでなんだかモヤモヤしたまま次に進んでいかなくてはならなくて。lを習う頃にまた、pの発音を確認しに戻ったり。そんなこんなで2ヶ月かけてやっと一通り読み終えた。
で、これから本格的な復習に入ろうと思うのだけど、さすがに借りては延長、借りては延長の図書館通いも疲れてきた。そろそろ買ってしまえと思う今日この頃。